イラン、得点源のFW負傷

2022年9月にケイロス監督が電撃復帰し、3大会連続でワールドカップを指揮する。4年前は1次リーグでスペイン、ポルトガル、モロッコと同組で1勝1分け1敗と健闘したが敗退。当時のメンバーも多く残り、6度目の大舞台で初の決勝トーナメント進出をうかがう。

アジア予選でチーム最多の10点を決めた27歳のアズムンが、10月に入り右ふくらはぎ負傷で6~8週間離脱することが決定。W杯に間に合わなければ攻撃の二枚看板のもう一人、タレミにかかる期待が一気に高まる。

30歳のFW(フォワード)はポルト(ポルトガル)の主力として欧州チャンピオンズリーグ(CL)で活躍。劣勢を覚悟して臨むW杯ではタレミのポストプレーと得点力が欠かせない。

W杯に出場する実力国と対戦した2022年9月の国際親善試合ではウルグアイを1―0で倒し、セネガルと1―1で引き分けて自信を深めた。3大会連続出場となるハジサフィやジャハンバフシュら経験豊富な選手を中心に、イングランドとの初戦で番狂わせを狙う。

2022年10月15日紙面配信

アジア・カップの日本―イランの前半、競り合う両チームの選手=2019年1月28日、アルアイン(共同)