ウルグアイは若手が鍵

攻撃の二枚看板として引っ張ってきたスアレスとカバニはともに35歳で、守備の要のゴディンも36歳となった。ベテランの技を生かすためにも若手の勢いが必要で、24歳のバルベルデら次代を担うメンバーの出来が鍵を握る。

南米予選は終盤戦を迎えて10チーム中7位と低迷し、長年指導したタバレス監督が2021年11月に解任された。後任のアロンソ監督は若手を積極起用して立て直し、年明けから4連勝して4大会連続14度目の出場を決めた。

バルベルデはレアル・マドリード(スペイン)で昨季の欧州チャンピオンズリーグ制覇に貢献。中盤からのドリブルでの攻め上がりと精度の高いシュートで得点を狙う。突破力のあるペジストリ、鋭い縦パスを通すベンタンクールも中心選手として期待が高い。23歳のFW(フォワード)ヌニェスもいる。

選手層は薄く、主力の負傷や出場停止があると厳しくなる。バルセロナ(スペイン)に所属するDF(ディフェンダー)アラウホは9月の代表戦で右太ももを負傷し、W杯に間に合うか微妙な情勢だ。

2022年10月26日紙面配信

南米選手権で日本と引き分けたウルグアイの選手たち。右端はカバニ=2019年6月20日、ポルトアレグレ(AP=共同)