ポーランドはエース次第か

ワールドカップの過去最高成績は3位の実力国だが、近年は本大会出場がやっと。1986年大会以来の1次リーグ突破が目標で、絶対的エースで主将のレバンドフスキの出来が勝敗を左右しそうだ。

昨季までバイエルン・ミュンヘン(ドイツ)で5季連続のドイツ1部リーグ得点王に輝いた世界屈指のストライカーは、今夏に移籍したバルセロナ(スペイン)でも好調を維持。前回ロシア大会は日本戦を含め、3試合で無得点に終わっており、雪辱の舞台へ照準を合わせている。

得点機会を増やすためにも、トップ下のジェリニスキや中盤のシマニスキらとの連係向上が欠かせない。正GK(ゴールキーパー)を務めるシュチェンスニや要のDF(ディフェンダー)グリクは経験豊富で、守備からいい形で攻撃へとつなげたい。

2大会連続9度目の出場。欧州予選プレーオフ前に就任したミフニエビチ監督体制は1年に満たないが、スウェーデンとの大一番を制したしぶとさを生かし、アルゼンチン、メキシコに食らい付けるか。

2022年10月17日紙面配信

欧州選手権のスペイン戦で同点ゴールを喜ぶポーランドのレバンドフスキ=2021年6月19日、セビリア(ロイター=共同)