2大会ぶりのカメルーン

厳しい組み合わせの予選を勝ち抜いて2大会ぶりに出場する。代表のエースだった同国サッカー連盟のエトー会長は決勝進出を夢見るが、1次リーグ突破が現実的な目標になる。

難敵コートジボワールと同組だったアフリカ2次予選を突破し、最終予選ではアルジェリアと激突。このままでは敗退とる第2戦延長後半、リヨン(フランス)で主力のエカンビが起死回生のゴールを奪った。

バイエルン・ミュンヘン(ドイツ)のFW(フォワード)チュポモティングやインテル・ミラノ(イタリア)のGK(ゴールキーパー)オナナら欧州で活躍する選手を抱えるものの、9月の強化試合ではウズベキスタンと韓国に連敗した。主将のフォワード、アブバカルは不発で、年代別フランス代表経験があり、カメルーン代表を選んだアタッカーのムブモも好結果を残せなかった。

ソング監督は現役時代に代表歴代最多137試合出場のビッグネームだが、指導者としての実績は乏しい。求心力を発揮できるかが鍵になるだろう。

2022年10月25日紙面配信

アフリカ選手権で優勝し、喜ぶカメルーンの選手ら=2017年2月5日、リーブルビル(ロイター=共同)