【第2回】「正直、この結果は想像していなかった」 経験を総動員して3年ぶりの全日本表彰台

全日本選手権女子フリーで演技する樋口新葉=2024年12月、東和薬品ラクタブドーム

 遅ればせながら、昨年12月20~22日に大阪府門真市の東和薬品ラクタブドームで行われた全日本選手権を振り返りたいと思います。
 私はショートプログラム(SP)4位から臨んだフリーで順位を一つ上げ、2021年大会以来3年ぶりに表彰台に立つことができました。演技が終わった後の取材エリアでは「正直、この結果は想像していなかった」と話しましたが、これが率直な感想です。SPが終わった段階では上位10人は誰が表彰台に立ってもおかしくない状況で、日本女子のレベルの高さを改めて感じていました。

全日本選手権女子で3位に入った樋口新葉(右)、4連覇した坂本花織(中央)、2位の島田麻央(左)と=2024年12月、東和薬品ラクタブドーム
藤原 慎也

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藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。