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クリミア橋

ロシアが2014年に併合したウクライナ南部クリミア半島とロシア本土を結ぶ唯一の橋。ケルチ海峡に架かり全長19キロ。クリミアの実効支配強化を狙い、併合宣言翌日にプーチン大統領が架橋を指示した。自動車道が18年、鉄道橋が19年に開通。クリミアへの物流の動脈で、併合したヘルソン州などへの重要補給路でもある。22年10月8日にトラックが突然爆発し道路の一部が崩落、並行する鉄道上の貨物列車の燃料タンクにも引火して火災が発生、3人が死亡した。(2022年10月11日紙面配信)

2022年10月8日、ロシア本土と結ぶクリミア橋から上がる炎と煙(AP=共同)
2022年10月8日、ロシア本土と結ぶクリミア橋から上がる炎と煙(AP=共同)