
ウクライナ保安局(SBU)
崩壊したソ連の巨大情報機関、KGB(国家保安委員会)を継承するウクライナの政府機関として1992年3月に創設。スパイ防止やテロ対策が任務で、特殊部隊アルファも持つ。親欧米派による2014年のマイダン革命では、幹部多数が親ロシア派のヤヌコビッチ政権を支持し、親ロシア派武装勢力への寝返りも相次いだ。他国の情報機関に比べ組織が巨大すぎるとの批判があり、ゼレンスキー政権はSBU職員を数年内に2万7千人から1万7千人に削減し、文民や議会の統制を強化する改革に取り組んでいる。(2022年7月18日紙面配信)
