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チェルノブイリ原発事故

旧ソ連時代の1986年4月26日、ウクライナ北部のチェルノブイリ原発4号機が試験運転中に爆発し、大量の放射性物質が欧州の広範囲を汚染した。事故処理に当たった数十人が急性放射線障害で死亡し、約33万人が避難。周辺国で子どもの甲状腺がんが多発した。事故の深刻度を示す国際尺度は、東京電力福島第1原発事故と同じ最悪の「レベル7」。ロシア軍は2022年2月からのウクライナ侵攻で、原発を1カ月以上占領した。(2022年4月23日紙面配信)

新シェルターが設置されたチェルノブイリ原発4号機=2018年7月、ウクライナ
新シェルターが設置されたチェルノブイリ原発4号機=2018年7月、ウクライナ