
新戦略兵器削減条約(新START)
戦略核兵器の配備数を初めて制限した第1次戦略兵器削減条約(START1)の後継条約として米国とロシアが2010年4月に調印。11年2月発効。配備戦略核弾頭数を1550、大陸間弾道ミサイル(ICBM)などの運搬手段総数を800と米ロ核軍縮史上、最低水準まで制限した。米ロは18年2月に目標達成を発表。延長交渉はトランプ前米政権下で難航したが、バイデン大統領が就任直後の2021年1月にプーチン・ロシア大統領と電話会談し5年間の延長で合意した。26年2月まで有効。(2021年6月17日紙面配信)
