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ザポロジエ原発

ウクライナ南部にある欧州最大級の原発。ウクライナ最大の出力を誇り、総電力の約2割を担う。国際原子力機関(IAEA)によると6基あり、うち5基は旧ソ連時代の1984~89年に、残る1基はソ連崩壊後の95年に運転を開始した。ロシア軍は2022年3月4日、同原発を砲撃し、制圧。研修施設で火災が起き、1号機の関連施設が損傷した。攻撃当時、原発は一部が運転中だった。現在は、ロシア国営原子力企業ロスアトムが事実上管理している。(2022年3月19日紙面配信)

損傷したウクライナ南部のザポロジエ原発の建物(2022年3月4日、原子力企業エネルゴアトム提供、ロイター=共同)
損傷したウクライナ南部のザポロジエ原発の建物(2022年3月4日、原子力企業エネルゴアトム提供、ロイター=共同)