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対独戦勝記念日

旧ソ連時代の第2次世界大戦でナチス・ドイツと戦い多数の戦死者を出したロシアは、5月9日をファシズムとの戦いに勝利した記念日としている。プーチン政権は、愛国主義の原点と位置付け重視。ロシア全土のほか、実効支配する北方領土やウクライナ南部クリミア半島でも戦勝を祝う。モスクワの「赤の広場」での軍事パレードには最新兵器が登場する。大戦で犠牲になった親族らの遺影を掲げて市民が行進する「不滅の連隊」も恒例となっている。(2022年5月7日紙面配信)

対ナチス・ドイツ戦勝記念日の式典で、観衆に手を振るロシアのプーチン大統領=2022年5月9日、モスクワ(ロイター=共同)
対ナチス・ドイツ戦勝記念日の式典で、観衆に手を振るロシアのプーチン大統領=2022年5月9日、モスクワ(ロイター=共同)