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ソ連・フィンランド戦争

スターリンが独裁するソ連は主要都市レニングラード(現サンクトペテルブルク)がフィンランド国境に近いと懸念。1939年11月、領土割譲を要求し侵攻し「冬戦争」(第1次ソ連・フィンランド戦争)が起きた。フィンランドは善戦したが他国から十分な支援を得られず、40年3月、国境地帯などをソ連に譲った。41年に独ソ戦が始まるとフィンランドはドイツにつく形でソ連と戦った(「継続戦争」または第2次ソ連・フィンランド戦争)。44年休戦協定。47年の講和条約でフィンランドは領土の1割超を割譲。戦後はソ連、ロシアに配慮し中立政策を取った。(2022年5月27日紙面配信)

フィンランド軍の多連装ロケットシステム(MLRS)=2022年5月23日、フィンランド北部(ゲッティ=共同)
フィンランド軍の多連装ロケットシステム(MLRS)=2022年5月23日、フィンランド北部(ゲッティ=共同)