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イスカンデルM

ロシアの戦術ミサイルシステム。発射台付き車両(TEL)で運用し、短距離弾道ミサイルと巡航ミサイルの双方を発射でき、いずれも通常弾頭だけでなく核弾頭の搭載が可能。ロシアは射程500キロと発表しているが、実際にはさらに長射程との見方もある。旧式の短距離弾道ミサイル「トーチカU」(SS21)の後継ミサイルとして開発され、2000年代半ばに配備が始まったとみられている。ロシア軍はウクライナでの軍事作戦でも通常弾頭で使用している。(2022年6月26日紙面配信)

ロシアの戦術ミサイル「イスカンデル」=2015年6月、モスクワ郊外(ロイター=共同)
ロシアの戦術ミサイル「イスカンデル」=2015年6月、モスクワ郊外(ロイター=共同)