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アゾフ連隊

親ロシア派武装勢力とウクライナ政府軍による同国東部の紛争が２０１４年に勃発した際に発足した戦闘集団。正式名称は「アゾフ特殊作戦分遣隊」で、内務省系の国内軍事組織の一部。発足時の自称「アゾフ大隊」の名が現在も通用する。１４年の南東部マリウポリでの戦いで親ロ派部隊を駆逐したことでも知られる。強い民族主義的傾向を持つ。初期には特にナチス信奉者や白人至上主義者が目立ったとされ、ロシアがウクライナ政権を「ネオナチ」と批判する一つの理由となった。（２０２２年４月１２日紙面配信）