42-12
日本 ー チリ
T | 3 | 3 |
---|---|---|
G | 3 | 3 |
P | 0 | 0 |
- 21
- 前半
- 7
- 21
- 後半
- 5
T | 1 | 1 |
---|---|---|
G | 1 | 0 |
P | 0 | 0 |

ラグビーのワールドカップ(W杯)フランス大会第3日は9月10日、南西部トゥールーズで1次リーグD組が行われ、日本が初戦でチリを42―12で下し、白星発進した。 計6トライを奪い、4トライ以上に与えられるボーナス点1を含め勝ち点5を獲得した。
日本は0―7からA・ファカタバ(BR東京)とナイカブラ(BL東京)がトライを挙げて逆転。前半終了間際に再びA・ファカタバがトライを奪った。 後半もリーチ(BL東京)や中村(東京SG)らがトライを挙げ、初対戦だったW杯初出場のチリを突き放した。
10大会連続出場で自国開催だった前回大会で初めて8強入りした日本は、ナンバー8で先発予定だった姫野主将(トヨタ)が欠場した。9日の最終調整で左脚にテーピングを施していた。
Start
前半6分
日本0ー7チリ
Tフェルナンデス
GS・ビデラ
前半8分
日本7ー7チリ
TA・ファカタバ
G松田

前半30分
日本14ー7チリ
Tナイカブラ
G松田

前半41分
日本21ー7チリ
TA・ファカタバ
G松田

後半8分
日本21ー12チリ
TA・エスコバル
後半13分
日本28ー12チリ
Tリーチ
G松田

後半31分
日本35ー12チリ
T中村
G松田

後半39分
日本42ー12チリ
Tディアンズ
G松田

司令塔、安定感取り戻す 松田がキック全て成功
日本の司令塔が大事な初戦で安定感を取り戻した。SO松田力也は直前のイタリア戦で一本も決められなかったゴールキックを6本全て成功。「プレッシャーの中でもリラックスして蹴れた」と、リーグワンの「ベストキッカー」が分厚い胸を張った。
難しい角度からも含めて次々にゴールポストの間を射抜き、着実に加点した。2022年に負った左膝の大けがをきっかけに体の使い方を見直し、さらに精度を高めた。体のバランスを調整するとともに「入れにいくのではなく、自分のキックにフォーカス」することで復調した。
前回大会は8強入りも自身は途中出場が続き「(悔しさは)一生残る」。今大会は初戦で念願の背番号「10」に袖を通して躍動した。強敵のイングランド戦では、その右足に大きな期待がかかる。「自分たちのラグビーをすれば絶対いける」と強気に突き進む。(吉田篤史・共同通信記者)