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宇野、鍵山の優勝争い 女子坂本はV3有力

 GPファイナルで演技する宇野昌磨=7日、北京(共同)

 フィギュアスケートの全日本選手権は21日から4日間、世界選手権(来年3月・モントリオール)代表最終選考会を兼ねて長野市ビッグハットで行われる。男子は2連覇が懸かる宇野昌磨(うの・しょうま)(トヨタ自動車)と、左足首故障から今季復帰した鍵山優真(かぎやま・ゆうま)(オリエンタルバイオ・中京大)が優勝争いの軸。女子は総合力で勝る坂本花織(さかもと・かおり)(シスメックス)が3連覇に近い。

 世界王者の宇野は今月のグランプリ(GP)ファイナルで2連覇を逃して2位だったものの、合計得点は大台の300点に迫った。11月のNHK杯では競り負けた鍵山よりも4回転ジャンプの本数と表現力で上回り、大崩れしなければ本田武史(ほんだ・たけし)と羽生結弦(はにゅう・ゆづる)に並ぶ歴代2位の6度制覇を実現できそうだ。

 ファイナル5位の三浦佳生(みうら・かお)(オリエンタルバイオ・目黒日大高)、4回転で最高難度のルッツを跳ぶ佐藤駿(さとう・しゅん)(エームサービス・明大)は、いずれも初となる表彰台と代表切符を狙う。

 世界女王の坂本は今季ファイナルを含むGP3戦全勝と勢いに乗る。注目はジュニアGPファイナルを2連覇した15歳の島田麻央(しまだ・まお)(木下アカデミー)。ショートプログラムでトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)、フリーで3回転半と4回転を跳べば、昨年の3位を上回る成績も望める。前回2位の三原舞依(みはら・まい)(シスメックス)は右足首故障から復活を期す。

 代表枠は男女各3で、優勝者は決定。残りは全日本2、3位などを対象に選考する。(藤原慎)

 NHK杯で優勝した鍵山優真=11月、東和薬品ラクタブドーム
 NHK杯で優勝した鍵山優真=11月、東和薬品ラクタブドーム