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五輪メダリストの一騎打ち 宇野順調、鍵山は復調

 宇野が「銀」、鍵山が「銅」メダルだったGPファイナルから中1週間。両五輪メダリストが今季3度目の対決に臨む。一騎打ちの優勝争いが予想される中、宇野は「全員が最善を尽くして最高の試合にできた上で、いい順位が取れたらうれしい」と熱戦を期待する。

 11月のNHK杯は優勝した鍵山に競り負けたが、ファイナルでは大台の合計300点に迫る今季自己最高と上向きだ。公式練習では、21日に演じるSPをほぼミスなくまとめた。フリップ、ループ、トーループの4回転ジャンプも一通り着氷。スケート靴を気にするそぶりはあったが、本田武史(ほんだ・たけし)と羽生結弦(はにゅう・ゆづる)に並ぶ歴代2位の6度目制覇に向けて順調な仕上がりをうかがわせた。

 昨年、左足首故障を抱えながら強行出場して8位に終わった鍵山は「1年でここまで取り戻せた」と復調の手応えを感じている。宇野に比べてフリーで跳ぶ4回転の種類と本数は劣るが、スピードに乗った滑りからのサルコーとトーループは絶品。完成度を武器に、父正和(まさかず)コーチが3連覇した大会で初の頂点を狙う。