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代表選考対象を事前公表 選手歓迎、混乱受け初導入

 日本スケート連盟は大会前に世界選手権などの代表選考対象となる選手を公表した。昨季の混乱を受けた初の試みで、透明化を求めていた選手から歓迎の声が上がった。

 昨年は男子で全日本2位だった島田高志郎(しまだ・こうしろう)(木下グループ)が落選。同門の宇野が「僕が言うことではないが、うれしく思えない部分もある」と苦言を呈し、連盟の強化責任者が弁明に追われる一幕があった。関係者によると、代表発表前に選手へ選考事情の説明はなく、以前から「不透明」との声が絶えなかった。

 男女の優勝者は代表に自動決定し、残り2枠は基準を満たした選手の中から「総合的に判断」すると規定している。公表した資料によると、男子は宇野、鍵山、女子は坂本、吉田陽菜(よしだ・はな)(木下アカデミー)が優位。坂本は「連盟の方も慎重に選ばないといけない。(対象を)表明するのはいい」と前向きに受け止めた。