フィギュアスケートの世界選手権(来年3月・モントリオール)代表に決まった男女各3選手が、全日本選手権の閉幕から一夜明けた25日、長野市で記者会見し、女子で56年ぶりの3連覇が懸かる坂本花織(さかもと・かおり)(シスメックス)は「達成したい目標。自分らしくパーフェクトな演技をしたい」と抱負を語った。
男子で2連覇中の宇野昌磨(うの・しょうま)(トヨタ自動車)は「今までで最高の演技をしなければ優勝はない。最善を尽くすことだけを考えて調整や試合に臨みたい」と決意を表明。2021、22年銀メダルで2大会ぶり代表の鍵山優真(かぎやま・ゆうま)(オリエンタルバイオ・中京大)は「構成もクオリティーも上げてトップを目指す」と述べた。
三浦佳生(みうら・かお)(オリエンタルバイオ・目黒日大高)、女子の千葉百音(ちば・もね)と吉田陽菜(よしだ・はな)(ともに木下アカデミー)は初舞台へ意気込んだ。ペアで昨季初の世界一となった三浦璃来(みうら・りく)、木原龍一(きはら・りゅういち)組(木下グループ)は、木原のけがで全日本選手権を欠場も代表入り。1枠のアイスダンスは選出を保留し、来年1月24日の理事会で新たな選考方法を決める。
坂本、宇野や世界ジュニア選手権(来年2~3月・台北)で女子2連覇を目指す島田麻央(しまだ・まお)(木下アカデミー)らはエキシビションに出演した。