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【プロの視点 本田武史さん】坂本花織はスケートの伸びが別格も、回転不足が致命傷に 正統派の千葉百音、滑りの美しさ際立つ

 フィギュアスケート世界選手権の女子表彰式で写真に納まる(左から)2位の坂本花織、優勝のアリサ・リュウ、3位の千葉百音=28日、米ボストン(共同)

 坂本はスケーティングの伸びが別格だった。リンク全体を広く使い、細部まで振り付けにこだわったフリーを滑りこなした。二つの連続ジャンプでの回転不足が致命傷となったが、SP5位と追い込まれてからの集中力はさすが。世界女王の座は奪われても、高い技術を含む総合力が求められる立場は変わらない。勝ち続ける難しさを知ったことは良い経験になる。