【BISF25】ベール脱いだ〝謎ショー〟徹底解剖 アニメとの新感覚コラボ、オタ芸も! 『エヴァンゲリオン』『推しの子』『鬼滅の刃』… 宇野昌磨さん、鈴木明子さんら豪華アーティストと共演

BISF25 宇野 昌磨

 フィギュアスケートの新感覚アイスショー「オリエンタルバイオpresents BIS F25×The World of Anime」が1月25、26日にオーヴィジョンアイスアリーナ福岡(博多区)で開催された。

 日本が世界に誇る文化「アニメ」とのコラボレーションをテーマに、世界選手権2連覇の宇野昌磨さんや冬季五輪2大会出場の鈴木明子さんらが新プログラムを披露。アニメ「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌で知られる高橋洋子さんや韓国の歌手ジュノさんは生歌でスケーターと化学反応を起こした。

 ショーの内容がベールに包まれ、ファンから「謎ショー」と呼ばれて注目を浴びた公演。圧巻のパフォーマンスの連続で韓国、中国、台湾、ベトナム、インドネシアなど海外の来場者を含む観客を大いに楽しませた。

 スケーターのコメントや熱演したプログラムを詳報する。

渾身の〝オタ芸〟を披露する宇野昌磨さんら(撮影:平岡直樹)

「ドラゴンボール」でドローンショー オープニングは「黒」の世界 

 【開演前】
 スポンサーの紹介をアナウンサー体験の参加者が行う。声優の麻生かほ里さんが先生役、場内アナウンスを務める。
 
 【開演】
 場内のスクリーンに映像が映し出され「氷上の贅沢体験を福岡で」との文字。観光庁特別体験事業ということもあり「歓迎」を日本語、中国語、韓国語、英語など多言語で表現する。
 
 【ドローン】
 「ドラゴンボールZ」のオープニングテーマ曲として知られる『CHA-LA HEAD-CHA-LA』に合わせ、40機の小型ドローンがさまざまな動き、フォーメーションを見せる。
 ドラゴンボールをイメージさせるオレンジ色などカラフルな光を放ち、幻想的な空間を演出。主催者によると、スケートリンクで本格的なドローンショーを披露するのは「おそらく日本初。世界初の試み」だ。
 最終4回目の公演で中断するトラブルが発生したが、ジュノさんが「皆さん、ガッカリしないでください!」と、この後に続くパフォーマンスでの好演を観客に約束。スタンドからは「気にしなくて大丈夫」「スケートや歌を楽しみにしているから、謝らなくていいよ」といった温かい声が聞かれた。
 
 【オープニング】
 鈴木明子さん振付。鐘の音が響き、黒の衣装に身を包んだ2人のスケーターがランタンを手に現れる。顔を見せ、本田真凜さん、本田望結さん姉妹だと分かると会場が沸いた。櫛田一樹さん、橋本誠也さん、本郷理華さん、無良崇人さんも登場。宇野昌磨さんが加わり美しいイーグルで早くも観客の心をつかむ。

銀盤のドローンショー(撮影:平岡直樹)
オープニングの宇野昌磨さん(撮影:平岡直樹)