羽生さん「生きる糧に」 30歳誕生日に新作ショー

 アイスショー「Echoes of Life」で演技する羽生結弦さん=さいたまスーパーアリーナ

 フィギュアスケート男子で冬季五輪2連覇の羽生結弦 さんが30歳の誕生日を迎えた7日、制作総指揮を務めたアイスショー「Echoes of Life」の初演にさいたまスーパーアリーナで出演した。約1万4千人の観客に「少しでも皆さんの生きる糧になったら」と語りかけた。
 自身が主人公となったSFの物語に沿って「命」や生きることの意味を問いかけ、新演目や2018年平昌(ピョンチャン)五輪で滑ったショパンのピアノ曲「バラード第1番」を熱演。「ストーリーとして完結できて良かった」と充実感に浸った。
 アンコールの演目前にリンクであいさつした際、観客からバースデーソングの合唱で祝福を受けた。30代へ「やっと経験や感覚、技術の脂が乗ってくる。自分自身の未来に希望を持って、絶対にチャンスをつかむんだという気持ちを常に持って練習もトレーニングも本番も臨みたい」と抱負を語った。
 公演は9、11日に同会場、来年1月に広島、2月に千葉でも開催する。

アイスショー「Echoes of Life」で演技する羽生結弦さん=さいたまスーパーアリーナ
アイスショー「Echoes of Life」で演技する羽生結弦さん=さいたまスーパーアリーナ
アイスショー「Echoes of Life」で観客と盛り上がる羽生結弦さん=さいたまスーパーアリーナ
アイスショー「Echoes of Life」で演技する羽生結弦さん=さいたまスーパーアリーナ