フィギュアスケート男子の冬季五輪金メダリストで昨夏プロに転向した羽生結弦さん(28)が4日、8月の結婚公表後では初の公の場となるアイスショーに、さいたまスーパーアリーナで出演した。自身初の単独ツアーの初日は約1万4千人の観客を集め、新プログラムを含む12演目を熱演。終盤には感極まる場面もあった。
羽生さんが制作総指揮を務め、ショーの物語を執筆。ゲームの世界観を交えてスケート人生を表現した。演出は振付家のMIKIKOさんが担当。試合さながらに6分間練習後に滑った新演目「破滅への使者」では、サルコーとトーループの4回転ジャンプを決めた。
羽生さんは「無事に披露できて本当に幸せ。アスリートとして限界に挑みながら、いい演技ができるようにまた頑張りたい」と話した。質問はショー関連に限定された。
来年1月に佐賀、2月に神奈川の各県でも開催する。
2023.11.04