フィギュアスケート男子の五輪金メダリストで昨年プロに転向した羽生結弦さん（２８）が、東日本大震災から１２年となる３月１１日に出身地、宮城県のセキスイハイムスーパーアリーナ（利府町）でアイスショーを開催することが決まった。主催者の日本テレビが９日に発表した。
　練習中に被災して避難所生活を経験した羽生さんは「プロになったからこそ、大切な日にやっと演技できる。３月１１日じゃないと届けられない気持ち、３月１１日だからこそ思っていただける気持ちなど、いろんなことがある。すごく大切に演技していきたい」と公開した動画で語った。
　３月１０～１２日の全３公演。タイトルの「notte stellata」はイタリア語で「満天の星」を意味するとし「あの日、被災地を照らした満天の星のように希望を発信し、人々が少しでも笑顔になれるきっかけになれば」と願った。共演者は今後発表される。