日本オリンピック委員会(JOC)がマーケティング事業の顔となる「シンボルアスリート」として、陸上女子やり投げの北口榛花(JAL)やフィギュアスケート女子の坂本花織(シスメックス)、レスリング女子の藤波朱理(日本体育大)と新たに契約することで大筋合意したことが4日、関係者への取材で分かった。近く発表する。
柔道の阿部一二三、阿部詩(ともにパーク24)のきょうだいやスピードスケート女子の高木美帆(TOKIOインカラミ)は契約を更新。体操男子の橋本大輝(日本生命・セントラルスポーツ)やソフトボール女子の上野由岐子(ビックカメラ高崎)、ノルディックスキー複合男子の渡部暁斗(北野建設)、フェンシング男子の見延和靖(ネクサス)も継続となる。
来年のミラノ・コルティナ冬季五輪、2028年ロサンゼルス五輪を見据えた契約で、競技実績や発信力、JOC事業への貢献度などを基に選定。肖像権を使ったマーケティング事業や普及活動で中心的役割を担う。選手には肖像権委託料や、個別の広告ごとに出演料などが支払われる。