テレビアニメ「メダリスト」で、主役の結束(ゆいつか)いのり役を務める声優の春瀬なつみさんは、欠かさず選手の動向をチェックするほどのフィギュアスケート通で、観戦歴は15年を超える。名古屋市で開かれた「メダリスト」トークショー後に単独インタビューした1月26日にも、新幹線で移動中に全国高校スケート選手権(インターハイ)を配信で観戦するほど。話題はアフレコにも生かしている自身のスケートレッスンから、推しの選手や演目にまで広がり、深いフィギュアスケート愛を熱く語ってくれた。(聞き手 品川絵里)
テレビアニメ「メダリスト」は…
毎週土曜深夜1時30分~テレビ朝日系全国24局ネット“NUMAnimation”枠で放送中

演技に注力して表現された作品、「鈴木明子さんの振り付けが本当にすてき」
―最初にアニメの見どころと魅力を教えてください。
「『メダリスト』は本当に熱いスポーツアニメになっていまして、フィギュアスケートファンの方でも、初めてフィギュアスケートを見るお子さんから大人まで、全員が楽しめるアニメになっているなと思っています。原作がお好きな方はもちろんなんですけど、(キャラクターの振り付けで協力している)鈴木明子さんの振り付けが本当にすてきで。演技に注力を置いて表現されている作品になっていて、鈴木さんの振り付けの部分はたっぷり楽しめますので、ぜひそこも見てほしいです」
―鈴木さんの振り付けを見た感想を教えてください。
「選手それぞれに、めちゃめちゃぴったりな振り付けをされています。表現の部分は鈴木さんが実際に滑られて、(人の動きをデジタル化して記録する)モーションキャプチャーで撮られているのですが、本当に素晴らしいです。いのりちゃんは軽やかに滑っていたり、光ちゃんは力強く滑っていたり、演じ分けがすごくできていて、それぞれの選手にそれぞれの魅力があるんだなっていうのを改めて思える演技なんじゃないかなと思います」