【単独インタビュー】四大陸優勝の「りくりゅう」復調の理由は… ブルーノ・マルコット氏が語る舞台裏 若手ペア「ゆなすみ」「さえルカ」への期待も

インタビューに応じるブルーノ・マルコット・コーチ=3月1日、ハンガリー・デブレツェン(撮影:共同通信 横山純太郎)

 フィギュアスケートのペアで日本勢の強化に大きく貢献してきたブルーノ・マルコット・コーチ(50)が、このほど共同通信の単独インタビューに応じた。26日開幕の世界選手権(米ボストン)で2年ぶりの頂点を目指す三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)や、初出場する長岡柚奈、森口澄士組、世界ジュニア選手権で11位だった清水咲衣、本田ルーカス剛史組(ともに木下アカデミー)を指導。「りくりゅう」が2月の四大陸選手権で2年ぶり2度目の優勝と復調するに至ったきっかけや、成長著しい「ゆなすみ」に寄せる期待を熱っぽく語った。(聞き手 吉田学史)

 ※取材は世界ジュニア選手権開催のハンガリー・デブレツェンにて

インタビューに応じるブルーノ・マルコット・コーチ=3月1日、ハンガリー・デブレツェン(撮影:横山純太郎)

 ―今大会の清水、本田組の演技を振り返って。
 「実際、相当良かったです。私はかなり満足しています。自己ベストに本当に迫っていました。フリーの自己ベストは95点ですが、92点を取れました。(清水)咲衣はけがを抱えていて、それが練習する上でアジア大会や今大会に向けて影響しました。それにも関わらず、彼女たちの積極的な姿勢は素晴らしかったです。全ての要素で攻めていて、私はそれに満足しています」

吉田 学史

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吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。