フィギュアスケートのペアで日本勢の強化に大きく貢献してきたブルーノ・マルコット・コーチ(50)が、このほど共同通信の単独インタビューに応じた。26日開幕の世界選手権(米ボストン)で2年ぶりの頂点を目指す三浦璃来、木原龍一組(木下グループ)や、初出場する長岡柚奈、森口澄士組、世界ジュニア選手権で11位だった清水咲衣、本田ルーカス剛史組(ともに木下アカデミー)を指導。「りくりゅう」が2月の四大陸選手権で2年ぶり2度目の優勝と復調するに至ったきっかけや、成長著しい「ゆなすみ」に寄せる期待を熱っぽく語った。(聞き手 吉田学史)
※取材は世界ジュニア選手権開催のハンガリー・デブレツェンにて

―今大会の清水、本田組の演技を振り返って。
「実際、相当良かったです。私はかなり満足しています。自己ベストに本当に迫っていました。フリーの自己ベストは95点ですが、92点を取れました。(清水)咲衣はけがを抱えていて、それが練習する上でアジア大会や今大会に向けて影響しました。それにも関わらず、彼女たちの積極的な姿勢は素晴らしかったです。全ての要素で攻めていて、私はそれに満足しています」