【冬季五輪テスト大会】田中総司コーチ、山本草太の演技は「THE・男」 今季最終戦の表彰台「大きいですよ!」

ミラノ・コルティナ冬季五輪テスト大会で山本草太(右)を指導する田中総司コーチ

 【ミラノ共同】フィギュアスケートのミラノ・コルティナ冬季五輪テスト大会最終日は20日、ミラノで行われ、男子はショートプログラム(SP)4位の山本草太(中京大)がフリー3位の合計237・47点で3位に入った。かつて羽生結弦さんのジャンプの指導もした田中総司コーチが、国際大会で初帯同した山本について取材に応じた。

 ―国際大会で山本選手には初帯同でした。
 「率直に言うと、草太がさっき言ったと思うんですけど(今季は)運がなかった。かつ、それが今シーズンは全日本も含めてどんどんどんどんテンション的に下がっていったから、何とかしてちょっとだけテンションが上がるサポートをしていこうかなと思って。極力、口調の強い指導や接し方はしないで根本的にコミュニケーションを取って。エレメンツ(技術要素)に関しても『どうだった?先生が見た感じこうした方がいい』『僕もそう思います』みたいなコミュニケーションを心がけて大会には臨みました」

男子フリーで演技する山本草太=ミラノ(共同)