【世界選手権】鍵山優真「メダル取っていいのかっていう演技」 「途中から3枠取れなかったらどうしようって」 五輪の来季へ「4Lzの完成度を高めたい」(男子フリー後コメント全文)

銅メダルの鍵山優真

 【ボストン共同】フィギュアスケートの世界選手権最終日は29日、米国のボストンで行われ、男子の鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)は合計278・19点で銅メダルを獲得した。

 鍵山のコメント全文は次の通り。

 【囲み取材】
 ―銅メダルですけど、複雑な感情ですか。
 「複雑、、、うーん。何か演技の途中から、(日本の五輪出場)3枠取れなかったらどうしようっていう思いがすごく頭の中にあって。でも、絶対に諦めたくないっていう気持ちももちろんあって。ジャンプはもう本当にダメダメダメだったので、とにかくステップやスピンで少しでも、1点でも多く稼げるように頑張りたいなって思っていたんですけど、正直もう半分、心が折れかけていたので。でも、リンクサイドに上がってからはもうずっと、本当に3枠。3枠3枠ってずっと頭の中にもうひたすら残っていて。(前に演技した佐藤)駿が、すごくいい演技したのかなっていうような歓声が聞こえてきたので。それで、結果も見て、メダルとかよりも、まず(日本スケート)連盟の人に3枠取れたかどうか確認して、もうすごくほっとしたので、でも、本当に何か申し訳ないような演技をしちゃったかなって感じです」

藤原 慎也

この記事を書いた人

藤原 慎也 (ふじわら・しんや)

全国紙で5年間の勤務を経て、2014年に入社。名古屋でプロ野球中日を取材。2016年末に東京運動部へ異動し、フィギュアスケート、体操、パラスポーツを担当。だんじり祭りで有名な岸和田市育ち。