【第1回・京都から世界へ 木下アカデミーの挑戦】手厚い支援で国際舞台へ羽ばたけ 選手育成・強化の中心拠点 木下グループの「社会貢献活動」が目指す日本フィギュアの未来とは

世界ジュニア選手権を3連覇し、所属先の木下グループを訪れた島田麻央=13日、東京都内

 京都駅から快速電車で約15分のJR宇治駅を降り、バスに乗り換えて揺られること5分あまり。「白川峠」という名の停留所が近づくと、丘の上にぽつんと立つ大きな建物が目に飛び込んでくる。「木下アカデミー京都アイスアリーナ」。今や国内の一大勢力となった「木下アカデミー」の練習拠点だ。女子で世界ジュニア選手権3連覇中の島田麻央(木下グループ)や、来年2月のミラノ・コルティナ冬季五輪代表を目指す千葉百音、吉田陽菜(ともに木下アカデミー)らが日々、ここで滑りを磨く。「京都から世界へ、世界から京都へ」―。開業6年目を迎えた通年型スケートリンクが掲げるスローガンの通り、将来有望な選手が次々と国際舞台へ羽ばたいている。

木下アカデミー京都アイスアリーナ
三村 舞

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三村 舞 (みむら・まい)

2021年共同通信入社。大津支局で滋賀県警、司法を担当し、23年5月から大阪支社運動部でフィギュアスケート、サッカーのG大阪を中心に担当。小学生時代、浅田真央さんが優勝するとファンの祖母がアイスを買ってくれた。神奈川県出身。