アイスショーに新時代到来  浅田真央さん、羽生結弦さん、高橋大輔さんら制作挑戦  ファン獲得へコラボ企画も

 アイスショーでカメラマン体験をする観客=1月、オーヴィジョンアイスアリーナ福岡

 氷上のエンターテインメント、アイスショーが新時代を迎えている。フィギュアスケートで世界一に輝いた浅田真央さん、羽生結弦さん、高橋大輔さんが競技生活を終えてプロスケーターに転身し、制作総指揮にも挑戦。フィギュアの人気低下が叫ばれる中、日本文化との融合など斬新な企画も相次ぎ、新たなファン獲得につながっている。

 歌手の高橋洋子さん(奥中央)の歌に合わせて演技するスケーターたち=1月、オーヴィジョンアイスアリーナ福岡

 1月下旬の福岡市。元世界王者の宇野昌磨さんらが出演したアイスショー「BIS F25」は、アニメをテーマに開催された。「新世紀エヴァンゲリオン」の主題歌を熱唱した歌手の高橋洋子さんは「アニソンは国境を越える最強のパスポート。全国、ワールドツアーも期待したくなる」と初のコラボレーションに興奮を隠さない。韓国、中国、ベトナムなどアジアを中心とした外国人やコスプレ姿の観客、韓国人歌手が目当てのファンもショーを楽しんだ。

井上 将志

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井上 将志 (いのうえ・まさし)

2003年共同通信入社。名古屋でプロ野球中日、フィギュアスケート、本社運動部でフィギュア、体操、東京五輪組織委員会を中心に担当。五輪は10年バンクーバーから夏冬計7大会を取材した。ジュネーブ支局時代は欧州を中心に世界各地をカバー。東京都出身。