「ヨナキッズ」が原動力、躍進の韓国フィギュアスケート ユース五輪に観客1万2千人、普及も強化も好調

冬季ユース五輪の女子で金メダルに輝いた島田麻央(中央)と銀メダルの辛智娥(左)。右は3位だった高木謡=2024年1月30日撮影、江陵(OIS提供・共同)

 フィギュアスケートの韓国勢が存在感を高めている。自国開催だった1~2月の冬季ユース五輪で個人は男子の金賢兼(キム・ヒョンギョム)が同種目初の表彰台となる「金」、女子の辛智娥(シン・ジア)が島田麻央(木下アカデミー)に次ぐ「銀」。さらに団体はスケート大国の米国、カナダを抑えて頂点に立った。2010年バンクーバー冬季五輪で金メダルに輝いた金姸児(キム・ヨナ)さんの現役引退から10年。スター選手に憧れてスケートを始めた通称「ヨナキッズ」が、普及と強化の原動力になっている。(共同通信=品川絵里)

品川 絵里

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品川 絵里 (しながわ・えり)

2018年に入社し、大分支局を経て20年から東京、大阪、名古屋でスポーツを取材。現在はプロ野球中日、フィギュアスケートなどを担当している。中高は創作ダンス部で、趣味は宝塚歌劇やミュージカル、中韓ドラマの鑑賞。