東北新幹線が停車する八戸駅から車で約20分。昨年10月にフィギュアスケートの東日本選手権が行われたテクノルアイスパーク八戸は、1984年5月の完成から40年の節目を迎えた。「氷都」と称され、スケートが盛んな八戸市であっても一般客が減る苦境にある。しかし、「日本一」のリンクを目指して氷の質を高め、アイスショーや大会、合宿の誘致で県外の利用者を呼び込んできた。
施設の指定管理者「エスプロモ」社の坂頂昭治代表取締役(66)は同社が八戸市体育振興公社から民営化して誕生した2008年以降、リンクの改革を主導した。「競技レベルが一番高いものを見られるようにするには、やっぱりスケートリンクの品質。いい競技環境を提供するのが僕たちの役割」と強いこだわりを持つ。(聞き手 大島優迪)
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