フィギュアスケート鍵山優真が描く、完全復活への道 疲労骨折、父との衝突、ミラノ五輪への思い… イタリアと日本で語った20歳の本音

 イタリア合宿の練習中に、振付師のローリー・ニコルさん(右)と笑顔で話す鍵山優真=4日、バレーゼ(共同)

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 羽生結弦のプロ転向に始まり、イリア・マリニン(米国)のクワッドアクセル(4回転半ジャンプ)世界初成功、宇野昌磨のグランプリ(GP)ファイナル初制覇、世界選手権2連覇…。フィギュアスケートの男子は、今シーズンも話題が盛りだくさんだった。しかし、昨季最も飛躍したスケーターが国際舞台に立つことはなかった。2022年北京冬季五輪銀メダルの鍵山優真(オリエンタルバイオ・中京大)。左足首故障に苦しんだ20歳は、どんな思いで復帰を目指しているのか。3~4月に合宿を行ったイタリアと、帰国後の東京で本音を語ってくれた。(共同通信=吉田学史)

吉田 学史

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吉田 学史 (よしだ・たかふみ)

2006年共同通信入社。仙台などの支社局で警察や行政を担当し、12年から大阪運動部でスポーツ取材を始めた。2014年12月に本社運動部へ異動して水泳、テニス、フィギュアスケートを担当し、五輪は2016年から夏冬計4大会を取材した。2022年4月からジュネーブ支局で国際オリンピック委員会や五輪の準備状況を追う。東京都出身。